ケナログ 販売中止

ケナログ口腔用軟膏は口内炎の治療薬として処方される薬の1つですが、なんと販売が中止(終了)してしまうことがわかりました。

私の薬局では口内炎の治療薬としてよく処方されているので、今回の販売中止(終了)というお知らせにはびっくりしました!

なぜよく処方されるのにケナログ口腔用軟膏の販売中止(終了)が決定したのでしょうか?

販売中止(終了)の理由が気になりますね~。

またケナログ口腔用軟膏が調剤できなくなると、代用・代替薬を準備しなくてはいけません。

そこで今回はケナログ口腔用軟膏の販売中止(終了)の理由と時期、そして代用・代替薬についてまとめてみました!

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ケナログ口腔軟膏販売中止(終了)はいつから

私も口内炎ができた時はよくケナログ口腔軟膏を使うのですが、いつから販売中止(終了)になってしまうのですか?

ケナログ口腔軟膏販を製造しているメーカーによると

2018年の6月

にケナログ口腔軟膏を販売中止(終了)する予定です。


ただケナログ口腔用軟膏の在庫状況によっては販売中止(終了)時期がずれる可能性があるので、早めに代用・代替薬を準備しておいたほうがよさそうですね。


また市販薬であるケナログA口腔用軟膏においても、同じ時期に販売中止(終了)が予定されているので注意が必要です。

ケナログ口腔用軟膏販売中止(終了)の理由

なぜ今回ケナログ口腔軟膏は販売中止(終了)してしまうのでしょうか?

1番大きな理由として世界的にはケナログ口腔用軟膏の使用が減ってきたことが理由のようです。


日本でケナログ口腔用軟膏は口内炎の治療としてよく使われていますが、海外では相次いで販売中止(終了)になっています。

そのため現在日本でしかケナログ口腔用軟膏は販売されていません。


また日本においてもケナログ口腔用軟膏のジェネリック・貼付剤などが発売され、さらに需要が減ってきたので今回の販売中止(終了)に至ったようです。

ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬【処方薬】

ここからは処方薬におけるケナログ口腔軟膏の代用・代替薬の候補を挙げていきます。

もしこれら以外にもケナログ口腔軟膏の代用・代替薬がありましたら、コメントで教えてください!

ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬候補①
オルテクサー口腔用軟膏0.1%

オルテクサー口腔用軟膏0.1%はケナログ口腔用軟膏のジェネリックです。

なので有効有成分はケナログ口腔用軟膏と同じトリアムシノロンアセトニドです。


オルテクサー口腔用軟膏の添加物はケナログ口腔用軟膏と若干異なるので、患者さんによっては塗り心地について違和感を感じるかもしれません。

ケナログ口腔用軟膏とオルテクサー口腔用軟膏の添加物

ケナログ口腔用軟膏 オルテクサー口腔用軟膏
  • ゲル化炭化水素
  • カルメロースナトリウム
  • ゼラチン
  • プルラン
  • ゲル化炭化水素
  • カルメロースナトリウム
  • サッカリンナトリウム水和物
  • 香料

オルテクサー口腔用軟膏0.1%の発売元は日本ジェネリックとビーブランド・メディコ−デンタルがありますが、製造販売元はどちらも福地製薬です。


オルテクサー口腔用軟膏はジェネリックということで、安くなるかなと思いましたがあまり薬価は変わりませんでした。

  • ケナログ口腔用軟膏の薬価⇒67.2/g
  • オルテクサー口腔用軟膏nの薬価⇒66.1/g
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ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬候補②
アフタゾロン(デキサルチン)口腔用軟膏1mg/g

アフタゾロン(デキサルチン)口腔用軟膏はケナログ口腔用軟膏と有効成分は異なりますが、ケナログ口腔用軟膏のように口内炎の治療に処方される薬です。

※デキサルチン口腔用軟膏はアフタゾロン口腔用軟膏のジェネリックです。
他のジェネリックとしてはデキサメタゾン軟膏口腔用0.1%「CH」、デルゾン口腔用軟膏0.1%があります。



効能・効果がケナログ口腔用軟膏とちょっと違うのでその点は注意が必要ですね。

ケナログ口腔用軟膏 アフタゾロン(デキサルチン)
口腔用軟膏
有効成分
トリアムシノロンアセトニド デキサメタゾン
効能・効果
慢性剝離性歯肉炎,
びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎及び舌炎
びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎及び舌炎

ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬候補③
アフタッチ口腔用貼付剤25μg

アフタッチ口腔用貼付剤はケナログ口腔用軟膏と同じ有効成分(トリアムシノロンアセトニド)ですが、こちらは貼付タイプの薬です。

口内炎のできた場所によってはアフタッチ口腔用貼付剤のほうが治療しやすいこともあるので、症状によってはアフタッチ口腔用貼付剤を検討してもいいと思います。



アフタッチ口腔用貼付剤においても効能・効果が少し違うので注意が必要ですね。

  • ケナログ口腔用軟膏の効能・効果
    ⇒慢性剝離性歯肉炎,びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎及び舌炎/li>

  • アフタッチ口腔用貼付剤の効能・効果
    ⇒アフタ性口内炎

ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬【市販薬】

ケナログ口腔用軟膏は処方薬だけでなく、市販薬としても販売されていますがこちらも2018年の6月には販売が中止になってしまいます。

※ケナログ口腔用軟膏の市販薬の名前はケナログA口腔用軟膏です。

なので市販薬であるケナログA口腔用軟膏の代用・代替薬の候補もここでまとめていきます。

ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬候補①
口内炎軟膏大正クイックケア


口内炎軟膏大正クイックケアは、ケナログ口腔用軟膏同じ有効成分(トリアムシノロンアセトニド)を含んだ口内炎治療薬です。



口内炎軟膏大正クイックケアには、ケナログ口腔用軟膏にはないアクアセンサーバリアという技術が使われているのでケナログ口腔用軟膏よりも使いやすいかもしれません。

アクアセンサーバリア
軟膏を塗布すると患部に密着し、表面に唾液等の水分を引き寄せることで軟膏が歯など周囲につきにくくなり、優れた付着力で患部を長時間カバーすることができる技術。

ケナログ口腔用軟膏の代用・代替薬候補②
アフタッチA


アフタッチAは処方薬の項目で紹介したアフタッチの市販薬です。

使い方はアフタッチと同じく、患部に貼って使うのですが表と裏を間違えないようにして使いましょう。

まとめ

今回はケナログ口腔軟膏の販売中止(終了)はいつからなのか、理由と代用・代替薬についてまとめてみました。

ケナログは患者さの中でも口内炎の治療薬として浸透しているので、今回のケナログ口腔軟膏販売中止(終了)についてはきちんと説明していきたいと思います。

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