尿路結石 痛み
メビウス先生。尿路結石の痛みはどうですか?
少し鈍痛があるけど。落ち着いているかな。
万が一のためにボルタレンサポも持っているし。心配ないよ。
ボルタレンサポですか。名前だけは聞いたことがあります。最初に聞いたときはサポ?って思いましたが。

ボルタレンサポって坐薬なんですよね。

ボルタレンサポは坐薬だよ。サポは坐薬を意味する英語の「サポザトリー(Suppository)」が語源になっているよ。

痛みが強い疾患にはよく使われる薬なんだ。
それじゃ今回はボルタレンサポについて学んでみよう

 


みなさん。今日も記事を御覧になっていただきありがとうございます。

尿路結石の激痛がでないか常にヒヤヒヤしているメビウスです。

早く結石でないかな~(^_^;)

さて以前に私が書いた尿路結石の体験記はみていただけたでしょうか?

まだ尿路結石になったことがない人は

想像がつかないと思うので一度ご覧になって下さい!!


その体験談で私が尿路結石の激痛を抑えるために使ったボルタレンサポですが

鎮痛効果も強く効き目が早いため強い痛みがでる疾患にはよく使われます。

今回はこのボルタレンサポについて紹介したいと思います。

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ボルタレンサポの禁忌は意外に多い

それではボルタレンサポの添付文書で
特徴を確認していきます。
まずは禁忌(使ってはいけない人)ですね。
それではクスリ君よろしく!!
はーい。今日はボルタレンサポについてですね。
禁忌は以下のようになってます。

  • 消化性潰瘍のある患者
  • 重篤な血液の異常のある患者
  • 重篤な肝障害のある患者
  • 重篤な腎障害のある患者
  • 重篤な高血圧症のある患者
  • 重篤な心機能不全のある患者
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 直腸炎、直腸出血又は痔疾のある患者
  • アスピリン喘息
  • インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
  • トリアムテレンを投与中の患者

ボルタレンサポって結構使ってはいけない人が
多いんですね。
そうだね。だから他の薬もそうだけど友人からもらったとか
家族の余った薬があったからといって自己判断で薬を使うのは絶対にやめるようにしよう。

このようにたくさんの禁忌事例が並んで驚いた方もいるかもしれませんが

きちんと医師と問診をしてボルタレンサポが処方されたのなら使用して問題ないです。

禁忌事例の中でも特に

  • 消化性潰瘍のある患者→潰瘍が悪化
  • アスピリン喘息→喘息を誘発
  • インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者→症状が悪化、予後不良
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人→動脈管収縮、胎児死亡例もあり
  • トリアムテレンを投与中の患者→急性腎不全をおこすことあり

は比較的対象者が多く、症状も重大なので注意が必要です。

ボルタレンサポの適応

次は適応です。

○下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、後陣痛

○手術後の鎮痛・消炎

○他の解熱剤では効果が期待できないか、あるいは、他の解熱剤の投与が不可能な場合の急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の緊急解熱

添付文書でみると難しく見えるけど簡単にまとめると
痛い時か熱を下げたい時に効きますよということだね。
メビウス先生の尿路結石による痛みは記載されていませんね。
よく気づいたね。あえていうなら腰痛かな?
実際は尿路結石の痛みによく効くけどね。
次は用法です。

大人
ジクロフェナクナトリウムとして通常1回>25~50mgを1日1~2回、直腸内に挿入するが、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい。
低体温によるショックを起こすことがあるので、高齢者に投与する場合には少量から投与を開始すること。

子供(15歳以下)
ジクロフェナクナトリウムとして1回の投与に体重1kgあたり0.5~1.0mgを1日1~2回、直腸内に挿入する。なお、年齢、症状に応じ低用量投与が望ましい。
低体温によるショックを起こすことがあるので、少量から投与を開始すること。

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僕の場合は成人だからボルタレンサポ50mgを使ったよ。もし高齢者に使う場合は臓器の機能が低下している可能性があるからもっと少ない量で使うかな。

ボルタレンサポは50㎎以外に12.5mg、25mgがあります。

用量の加減は大切ですね。
ボルタレンサポは子供にも使われるのですか?
たしかに添付文書上は子供にも使えるけど実際はあまり使われないかな。

禁忌の項目でも確認したけどボルタレンという成分はインフルエンザ脳炎・脳症の危険性があるんだ。この症状は子供に多く報告されているんだよ。

そうなんですか。添付文書に書かれても実際はあまり使われないこともあるんですね。

子供の解熱や痛みに対してはどのような薬が使われるのですか?

子供の場合は成分としてはアセトアミノフェンがよく使われるよ。商品名ではアンヒバ坐剤、アルピニー坐剤、カロナール錠剤、カロナール細粒があるよ。

ボルタレンサポの効果

メビウス先生が実際にボルタレンサポを使った場合どのくらいで効果を実感できましたか?
う~ん。痛みが強くてあまり覚えていないけど。だいたい1時間ぐらいかな。でも時間については個人差や痛みの程度によって変わるから一概には言えないけどね。
・鎮痛効果の場合50mg投与で10~90分(平均34.2分)
解熱効果の場合25mg投与で30分

ボルタレンサポの使い方

ボルタレンサポを使う時に気をつけることはありますか?

痛みが強いとどうしても何回も使いたいと思ってしまうけどボルタレンサポが使えるのは1日最大2回までだから注意しよう。

また間隔は最低でも6時間以上あけることも大切だね。

・解熱効果持続時間ボルタレンサポ(25mg)で約6時間
・鎮痛効果持続時間ボルタレンサポ(50mg)で使用後90分~18時間(平均5時間)
投与制限もあるんですね。
他にも気を付けることはありますか?
ボルタレンサポは温度が高いと坐薬が溶けてしまうから保存方法は冷所保存(1~15℃)だよ。

だから基本は冷蔵庫で保存しよう。

ボルタレンの副作用

ボルタレンサポで注意すべき副作用はありますか?
副作用は少ないほうだけど下痢・便秘・腹部不快感・悪心等の消化器症状の報告が若干あるよ。でも下痢については坐薬という剤型上、肛門を刺激してしまうからしょうがないかな。
目立った副作用が少ないのは安心ですね。

みなさん。ボルタレンサポについて少しは理解していただけたでしょうか。

ボルタレンサポは激しい痛みに効くのでよく使われますが

使い方を間違えないように気を付けて使いましょう。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。質問、疑問は下のコメント欄にお願いします。(服用の継続可否については担当医に相談してください)
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“尿路結石の激痛には…ボルタレンサポ!!” への8件のフィードバック

  1. MASA より:

    かれこれ10数年来、忘れたころにやってくる尿路結石に苦しんでおりますが、患者目線で大変わかりやすい解説ありがとうございます。薬の効能や使い方など非常に参考になりました。日常生活でも実践していきたいと思います。

    1. メビウス より:

      MASAさん
      コメントしていただきありがとうございます。
      MASAさんも尿路結石で苦しんだ経験があるのですね。

      尿路結石が原因で亡くなることはありませんが
      痛みは激痛に分類されるほど痛く再発しやすい病気です。

      日頃の生活習慣で再発率を減らすことができるので
      一緒に頑張りましょう!!

      参考ページ
      http://kusuri-byouki.com/nyourokessekigeninyobou-373/

  2. Noripy より:

    腰痛からくる、左骨盤圧迫から右太もも上部側面の(ひざ位まで)
    ここ3,4日痺れがひどく、3分と立っていられない状態でした。
    整形外科で、ボルタレン座薬をいただいて、初めて使うので躊躇していましたが、ご親切なサイトで使い方や持続などがあり、不安がとまりました。
    ただし、仕事中にも使うので、眠気が来ないかだけが心配です。

    1. メビウス より:

      Noripyさん
      コメントしていただきありがとうございます。

      Noripyさんは腰痛、しびれに悩まされているのですね。

      ボルタレンサポは鎮痛効果が高いので
      本当に痛みが強い場合は使用することをお勧めします。

      使用する時は

      ・間隔は6時間以上あけること
      ・1日2回まで
      に気をつけましょう。
      (上記2点はNoripyさんの状態によって担当医の指示が異なることがあります。異なる場合は医師の指示を優先して下さい。)

      仕事中にも使用したいということですが
      ボルタレンサポの保存は基本冷所保存(1~15℃)です。

      日光や暖房の近くに置いておくと溶ける可能性があります。
      いざ使う時にドロドロになってることもあるので注意して下さい。

      使用による眠気を心配されているようですね。

      私が投薬した経験では患者様から
      あまり眠気の訴えは聞いておりません。

      しかし臨床試験(薬を販売するための試験)では
      眠気の報告は0.1%未満と僅かながら報告されています。

      そこまで心配されなくてもよいとは思いますが
      どうしても眠気が心配な場合は外出しない休日などに
      試しに使ってみるのもよいと思います。

      最後に今回処方されたお薬はボルタレンサポだけでしょうか?
      薬によっては多少眠気もでる薬もありますので
      一度確認してみて下さい。

  3. 藤原 より:

    尿路結石ってものすごく痛いみたいですね、お大事にして下さい。

    私は群発頭痛の時にトリプタンの点鼻薬と一緒に
    どうしても痛みが引かなかったら、と、ボルタレンサポ50mgを処方され使ってます。

    色々な使い道があるんですね。
    しかしどれも激痛系の鎮痛剤という用途で使用されるんですね。

    通常、頭痛にも使われることはあるんですか?

    1. メビウス より:

      藤原さん
      コメントしていただきありがとうございます。

      お気遣いをしていただきありがとうございます。
      幸い今のところ尿路結石は再発していません (;^_^A

      あの激痛がまたでないように
      日頃の生活習慣に気を付けています。

      さて質問にありました
      『頭痛にはボルタレンサポは使うのか?』

      という質問についてですが

      一般的な頭痛(疲れや風邪などが原因)には
      ボルタレンサポを使うことは少ないと思います。

      このような症状にはロキソニン錠(成分:ロキソプロフェン)や
      カロナール(成分:アセトアミノフェン)が処方されることが多いです。
      この2成分は市販薬でも販売されています。

      一般的な頭痛に使われる薬についてならば
      ここで回答は終わるのですが

      藤原さんがお話ししていただいた
      『群発頭痛』になると話は変わります。

      群発頭痛は尿路結石と同様に激痛を伴う病気です。
      私自身は群発頭痛を経験したことがないのですが
      目の奥がえぐられるような非常に強い痛みだと聞いております。

      群発頭痛の薬にはトリプタン系薬剤を
      使用することが基本です。

      藤原さんが記載していただいたトリプタンの点鼻薬は
      まさに群発頭痛の薬ですね。

      点鼻薬は坐薬と同様にすぐに血液中に吸収されるので
      効果発現が比較的早いです。
      (経口投与の場合、様々な臓器を経由して分解、吸収
      していくため効果がでるまで時間がかかってしまう。)

      さてこのトリプタンの点鼻薬ですが
      残念ながら何回も使用することはできません。

      ≪トリプタンの点鼻薬:イミグラン点鼻薬の場合≫
      発作時に1回1噴霧
      効果が不十分な場合、2時間以上あけて1回1噴霧追加。
      ただし1日2回まで。

      そのため藤原さんには万が一トリプタンの点鼻薬を
      最大量使っても頭痛が治まらない時の場合に備えて
      ボルタレンサポが処方されたのでしょう。

      トリプタンとボルタレンの作用機序は異なるため
      併用しても問題ありません。

      ただしボルタレンサポにも1日の投与制限がありますので
      そこに注意して使用しましょう。

      群発頭痛は片頭痛の1つです。
      片頭痛の詳しい内容については
      後々記事にしようと思います。

      回答は以上となります。
      また疑問点がありましたら
      コメントをよろしくお願いします。

  4. めぐパパ より:

    ボルタレン使えない。
    2002年に大人がかかると大変なことになる系で2週間40度、最初何だかわからず行く先々でボルタレン出されて解熱剤として多用した結果アレルギー起こした。
    尿管結石で鎮痛剤な話になった時、この話をしたらカロナール200mgが出たよ。

    1. メビウス より:

      めぐパパさん。
      コメントしていただきありがとうございます。

      めぐパパさんは過去にボルタレンを多用して
      アレルギーを起こしたんですね。

      ボルタレンでアレルギーを起こした場合、同じ分類の痛み止めである
      NSAIDsの薬は使わないほうが無難ですね。
      (NSAIDsの他の成分としてロキソニンもNSAIDsです。)

      そのため、めぐパパさんの処方医も尿管結石の鎮痛剤として
      NSAIDsとは異なる痛み止めのカロナールを処方されたんだと思われます。
      (ただしカロナールは主要なNSAIDsと比べると鎮痛効果は弱いです。)

      NSAIDsに分類される薬は医療機関で処方されやすい痛み止めです。
      もしまたアレルギー症状を起こしては大変ですので
      病院を受診した際はボルタレンでアレルギーがでたことをお伝えください。

      お薬手帳をお持ちであれば記載していただけると幸いです。

      最後に尿管結石は再発率の高い病気です。
      この病気は痛みが強いため鎮痛剤を使用するのは必至です。
      再度、鎮痛剤を多用する状況にならないように再発予防をすることをお勧めします。

      以下に再発予防についてまとめましたので
      お時間がある時に御覧ください。

      尿路結石の原因と予防方法とは?
      http://kusuri-byouki.com/nyourokessekigeninyobou-373/

      回答は以上となります。
      また疑問点がありましたらコメントをよろしくお願いします。

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