骨粗鬆症

骨粗鬆症は女性がなりやすい病気の1つです。
というのも女性ホルモンと骨の形成には密接な関係があるからです。
今回は女性ホルモンを調節して骨粗鬆症を予防するビビアント錠について説明します。

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女性ホルモン(エストロゲン)と骨粗鬆症

どうして女性ホルモンと骨粗鬆症が関係あるのですか?

ビビアント錠の働きを確認する前にまずは女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)について確認したほうがいいですね。
みなさんはエストロゲンという言葉を聞いたことがありますか?

エストロゲンは一言でいうと女性らしさを形成するホルモンといわれています。
なので

  • 髪のつやがよくなったり、肌がきれいになる
  • 受精卵が着床しやすくするために子宮内膜が厚くなる
  • 気分が明るくなる

などの効果が有名ですね。

上記の効果はもしかしたら耳にしたことがあるかもしれませんがその他にも動脈硬化を抑制したり、骨を丈夫にする作用があるんです。

女性ホルモンが骨の形成に関係しているなんて…。そしたらエストロゲン持っている女性は骨粗鬆症になりにくいんじゃないですか?

エストロゲンが通常通り体の中に生成されている時は問題ありません。
しかし女性は年を重ねていくと閉経し、エストロゲンの量が急に減ってしまうんです。

そうすると骨を形成する作用も低下し骨粗鬆症になりやすくなってしまうのです。
この頃に更年期障害の症状がでてくるのもエストロゲンが関係しています。

女性の骨粗鬆症になる割合は男性の3倍
エストロゲンと骨の関係を確認したところでビビアント錠の効果をみてみよう。

ビビアント錠の効果

それではまず効能・効果についてです。
閉経後骨粗鬆症

次は用法用量です。

バゼドキシフェンとして、 1 日 1 回20 mgを経口投与する。

きちんと閉経後という記載がありますね。
閉経後の骨粗鬆症の適応のため妊婦又は妊娠している可能性のある女性または授乳している女性には投与してはいけません。
ビビアント錠はどのように作用するのですか?

ビビアント錠は少なくなったエストロゲンの替わりにエストロゲンの受容体に結合します。
そうすることで破骨細胞(骨を溶かす細胞)の過剰な活動を抑制し骨がボロボロになるのを予防します。

エストロゲンが増えすぎると乳がんになると聞いたことがあるのですが…。

確かにエストロゲンが増えすぎると乳がんを起こすリスクが高まります。
しかしビビアント錠がエストロゲンの作用を示すのは骨に対してだけです。

逆にビビアント錠は乳がんを抑制する効果も報告されているので骨折リスクが比較的低い早期の閉経後女性に使用しやすい薬だともいえます。

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ビビアント錠と抜歯について

昔に他の骨粗鬆症の薬を飲んでいたことがある患者さんからよく聞かれるのが

歯を抜く予定があるのですがビビアント錠を服用していても大丈夫ですか?

という質問です。

結論から言うと抜歯の予定があってもビビアント錠は服用可能です。
抜歯に注意が必要なのはビスホスホネート系薬剤という別の骨粗鬆症の薬です。

可能性は非常に少ないですがビスホスホネート系薬剤を服用中の患者が抜歯をすると顎骨壊死が起きるという報告があります。

ビビアント錠を服用している人に影響はないのできちんと服用していきましょう。

ビビアント錠の副作用

ビビアント錠で気をつける副作用はありますか?

目立った副作用はありませんが足の震え、ほてりなどが副作用の症状として現れることもあります。あと1点、可能性は低いのですが静脈血栓塞栓症という症状は頭の片隅に留めておいてください。

静脈血栓塞栓症とはなんですか?

静脈血栓塞栓症は静脈でできた血栓が血管を狭めたり塞いだりして引き起こされる症状のことです。飛行機などで長時間座っていて急に歩き出した後に症状がでるエコノミー症候群は静脈血栓塞栓症によるものです。

静脈血栓塞栓症はどのような症状なのですか?

静脈血栓塞栓症の症状は足の痛み、むくみ、突然の息苦しさ、息切れ、胸の痛みなどが特徴的です。しかしこれは誰にでも起きやすいわけではありません。エコノミー症候群のように長時間同じ姿勢でいると起きやすいことが報告されています。

静脈血栓塞栓症を起こしたことがある人や、寝たきり・車いすの時間が長い人にはビビアント錠を投与してはいけないことになっています。

先ほど伝えたように静脈血栓塞栓症が起きる頻度は少ないので過剰に心配する必要はありません。もし気になることがありましたら医師に相談しましょう。


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